Citations:共鳴
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Japanese citations of 共鳴
- 1917, 寺田寅彦, 物理学と感覚:
- このような考えからも自分はマッハの説により多く共鳴する者である。
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- 1921, 宮本百合子, 野上彌生子様へ:
- 「二人の小さいヴァガボンド」は、内容に、種々な価値の問題、教育、宗教に対する考察、或は子供と大人の世界の差異に対する精密な観察等が含まれているにも拘らず、芸術品として、読者の心に喚起した創造的な共鳴は、矢張り、貴女の御作に接せずには得られない、一種の人格的精神感銘であると存じます。
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- 1926, 桑原隲藏, 支那猥談:
- 氏の支那人の智的能力に關する左の所説に深き共鳴を感ずる。
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- 1927, 甲賀三郎, 支倉事件:
- 気さくな看守で、彼は鳥渡支倉の説に共鳴したと見え、上役の所へ帰って来た。
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- 1928, 新渡戸稲造, 東西相触れて:
- キプリング氏のこの詩句は大に味うべき所がある、ただに美辞というに止まらない、その根柢的思想は、東西の別は風俗習慣あるいは思想に於て大差を見るが、境遇に捉われない、進んだものの中には共通点あるを意味するのであって、風俗習慣あるいは民俗を支配する思想から姑く脱すれば、西人東人の共鳴する所が多い。
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- 1930, 海野十三, 電気看板の神経:
- いや、莫迦に「論文」を述べたてちまったが、実は、この論文の要旨は、僕の頭の中に浮びあがる以前に、これから話そうという「電気恐怖病患者」の岡安巳太郎君が述べたてたものなんで、その聴手だった僕は、爾来大いに共鳴し、この論説の普及につとめているわけなんだが、全くその岡安巳太郎という男は、科学的殺人が便宜になった現代に相応しい一つの存在だった。
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- 1935, 徳田秋声, 仮装人物:
- 葉子は江戸ッ児肌の一色をも好いていたのだったが、芸術と名声に特殊の魅力を感じていた文学少女型の彼女のことなので、到頭出版されることになった処女作の装釘を頼んだのが機縁で、その作品に共鳴した山路の手紙を受け取ると、たちどころに吸いつけられてしまった。
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- 1936, 夢野久作, 良心・第一義:
- 良心は一切の本能が互いに統制し、自他の共鳴を完全にして、人文の進化を極致に導き来り、導きつつあり、導き行かんとする人類共通の最重大の本能也。
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- 1942, 岸田國士, 「矜り」と「嗜み」:
- これが国民一般の間によく理解され、十分の共鳴を呼び得たならば、家庭生活においても、また社会生活においても、一段の飛躍が期待せられるのではないかと思ふ。
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- 1948, 石川三四郎, 浪:
- 平民新聞の讀者にはクリスチャンが多く、平和運動に共鳴して、非常に熱心に應援してくれました。
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- 1950, 阿部次郎, 三太郎の日記 第二:
- 他人の文章を讀んで、俺には興味がないとか、共鳴を起さないとか云へば、直ちにその文章の價値を判斷し得たつもりでゐる者がある。
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- 1953, 佐藤垢石, たぬき汁:
- ところが、他の連中も一人の想像に共鳴したのである。
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